e読書ラボ
本の街・神保町に小さな実験室ができました。
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チラ読みではわからない 電子書籍端末との相性

2011/09/28 by yyuba
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これからの電子書籍端末に望むこと。それは、「読書に集中させてほしい」その一点に限ります。

e読書ラボの準備中、いくつかの電子書籍端末を実際に使ってみました。紙の本にはない音や映像のおまけがついているものもあり、そうした仕掛けはいずれ「読書」という概念を変えてゆくのかもしれません。

しかし、単なる読書好きの保守的なユーザーとしては、ページをめくる動作をしているだけなのに、不意に何かのメッセージが出たり、目次に戻ってしまったり、と、「読書に集中させてくれない」ことが多々あるのが許せません。

作る側からしてみれば、そのような「してはいけない動き」をする私の指と、マニュアルを熟読しない私が悪いのかもしれませんが。

それでも、もう少しだけ辛抱して、いったん本の世界にうまく入ってしまえば、文字の形やルビのふり方など些末なことは気にならなくなり、紙の本だろうが、電子本だろうが、どっちを読んでいたんだっけ?という状態がきっと訪れます。そうなるまでには、作品の力によるところが大きいのは間違いありません。

電子書籍を体験するのであれば、どんな端末で読んでいるか忘れてしまうくらい、読書に集中できるかどうか、それで初めて相性がわかるのではないでしょうか。興味のない作家やジャンルの本をぱらぱら見ていても、(それはそれで、意外な出会いもあるかもしれませんが)あまり集中できないでしょう。

e読書ラボでは、様々な電子書籍端末がきれいに並べられ、みなさまに体験していただくのを待っています。

実はそのすぐ下の棚には、紙の本も静かに出番を待っているのです。本ですから、すぐに読めます。マニュアルも、不要ですね。

そこから「いいな」と思う作品を見つけて、それが読める端末を一つ試す、という方法もおすすめです。チラ読みではなく、できればお時間の許す限りじっくりと。