Windows
依存するプログラムをインストール
GETAssoc が依存するプログラムは以下の4つです. インストールオプションとして, MeCab は UTF-8 を選んでください. それ以外は既定値で良いです.
- httpd-2.2.15-win32-x86-no_ssl.msi
- expat-win32bin-2.0.1.exe
- icu4c-4_4_1-Win32-msvc9.zip
- mecab-0.98.exe
Apache
Apache をインストールします. 初めてインストールするとファイアーウォールが警告してきますので, 「許可」しておきましょう.
eXpat
ICU4C
ICU4C のダウンロード
ICU4C は展開するだけで良いです.
MeCab
MeCab の Windows 版は下の方にある mecab-win32 を開くと出てきます.
0.98 を選択
インストール時に UTF-8 を選ぶ
GETAssocの展開とDLLのインストール
GETAssocをダウンロード
GETAssoc は getassoc-1.1.0.zip をダウンロード
GETAssocをインストール
unzip して…
Program Files の直下に移動しておきます. unzip した時に getassoc\getassoc となった場合, 中にある方のGETAssocを移動しましょう.
依存するDLLをコピー
以下の 4 つの DLL を “C:\Program Files\getassoc\wbin” にコピーします.
- icudt44.dll (from icu\bin)
- icuuc44.dll (from icu\bin)
- libexpat.dll (from “Expat 2.0.1\bin”)
- libmecab.dll (from MeCab\bin)
まず, libexpat.dll. これは “C:\Program Files\Expat 2.0.1\bin” にあります.
icudt44.dll と icuuc44.dll は IUC44C のアーカイブを展開した中にあります.
libmecab.dll は “C:\Program Files\MeCab\bin” にあります.
DLL をコピーし終えた wbin の様子.
Apache の設定
作業内容は “C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\httpd.conf” を修正し, Apache を再起動します. httpd.conf は[スタート]->[Apache HTTP Server 2.2] -> [Configure Apache Server] -> [Edit the Apache httpd.conf Configuration File] から開けます. 修正内容は以下の通り. (+ の行を追加)
--- original/httpd.conf 2009-08-12 10:02:09.000000000 +0900
diff -ru original/httpd.conf ./httpd.conf
--- original/httpd.conf 2009-08-12 10:02:09.000000000 +0900
+++ ./httpd.conf 2009-08-27 11:48:51.000000000 +0900
@@ -323,6 +323,13 @@
#
ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/Program Files/Apache Software Foundation/Apache2.2/cgi-bin/"
+ ScriptAlias /getassoc/ "C:/Program Files/getassoc/wbin/getassoc.exe/"
+ ScriptAlias /stmd/ "C:/Program Files/getassoc/wbin/stmd-cgi.exe/"
+ <Directory "C:/Program Files/getassoc/wbin">
+ Order allow,deny
+ Allow from all
+ </Directory>
+
</IfModule>
<IfModule cgid_module>
confディレクトリのアクセス権の設定(Windows 7のみ)
設定によっては conf 以下が編集できないことがあります. その場合, 管理者で編集するか, ユーザの編集権を(ファイルに)付与する. この例は後者.
httpd.conf の修正
スタートメニューからhttpd.conf を開きます.
httpd.conf を編集. まちがいやすいのが ScriptAlias の所で, getassoc.exe の後の / を忘れがち. これを忘れると動きません.
Apacheの再起動
ここで, Apache を再起動しますが, スタートメニューからの Restart または Stop/Start ではうまくいかないことがあります. ちょっと面倒ですが, Windows を再起動するのが確実.
動作確認(その1)
http://localhost/ にアクセスしてみる. “It works!” とでればまず Apache は動いています. ここで Apache が動かなかったら, httpd.conf と httpd-userdir.conf をみなおしましょう.
動作確認(その2)
次が勝負. http://localhost/getassoc/ にアクセスしてみる(ここでも最後の / は大事). この画面のようになれば OK. でも, リンク先はまだ使えません. この画面のようにならなかったら, httpd.conf と httpd-userdir.conf をみなおしましょう, ファイアーウォールの設定も要確認.
GETAssocの設定とデータの登録
ここまでくれば, あと一息です. ここからは, GETAssoc を設定し, データを登録します. 作業内容は stmd の起動, データの準備, データの登録です.
stmdの起動
まず, stmd を起動します. これは, “C:\Program Files\getassoc\wbin\stmd.bat” をダブルクリックすれば良いです. Apache 同様, ファイアーウォールが反応するので, 「許可」します.
この画面のようになれば OK. この黒い窓を閉じると stmd が終了してしまうので, 邪魔なら最小化しておきます. また, stmd は自動起動しないので PC を再起動したら手動で stmd を起動しましょう.
データの準備
ここでは TSV 形式のデータを準備したとします. これを propU.txt という名前で保存したと仮定します. (TSV 形式データの簡単な解説はこちら ) まず, このファイルを “C:\Program Files\getassoc\itb” にコピーします. (コピーしなくてもよいですが, その場合は stp.bat を適当に編集します.)
stp.batの修正
stp.bat を編集する.
編集するのは 2 箇所, 3 行目に propU が2回でてきますが, 1つめは GETAssoc がこのデータを識別する名前, 2つめは ファイルの名前です. (インストール直後の stp.bat はどちらも propU になっているので, 今回に限り, たまたま, stp.bat は無修正で良いことになってます.)
[[itb 形式>itbファイル形式]]でインストールしたいときは, 同じく 3 行目にある -u を -b にします.
stpの実行
stp.bat の修正が完了したら, stp.bat を実行します. ダブルクリックで実行するとこの画面のようになります. 実行が完了したらこの窓は閉じて構いません.
これで propU.txt をもとに検索用インデックスが作成されました. インデックスは “C:\Program Files\getassoc\nwam\propU" に作られています. ちょっと覗いてみましょう.
登録されたデータの確認
インストールに成功すると, データベース一覧が作成され, いよいよ GETAssoc が使えるようになります. データベース一覧は http://localhost/getassoc/catalogue.html で見ることができます.
今登録したばかりの propU が見えています. 作成時刻は UTC で表示されています. #ARTICLES が記事数です.
動作の確認(その3)
REN! で連想検索してみた様子.
おつかれさまでした.